技術情報

photo

「走る、曲がる、止まる」。これまでクルマは、このような性能向上のため、車重の軽減が進められてきました。そして現在、クルマが要求される性能に「環境」が加わり、軽量化は全自動車メーカーが最優先に取組むテーマとなりました。
クルマのボディは、衝突時に相手車両や人への攻撃性を低減しかつ乗員の安全性を確保するために、車体を変形させ衝突エネルギーを広く分散・吸収する部分と、乗員を怪我から守るために変形を極力少なくした堅牢な部分とで構成されています。

当社では、このような車体軽量化と衝突安全性の相反する機能をボディに搭載する極めて高度な要求に応えるため、早くから積極的に高張力鋼板を活用してきました。高張力鋼板は、一般材と比べ高度な成形技術や溶接技術を要する難材料ですが、近年では超高張力鋼板など、さらなる難加工材の高精度量産技術を確立するに至っています。加えて、材質や板厚の異なる材料をレーザー溶接で1枚のブランク材に仕立てた後、プレス成形する「テーラード・ブランク」方式により軽量材を製品の適所に配置。軽量化ニーズにきめ細かく対応しています。
このようなユーザーニーズに応える加工技術や量産技術は、これまでの成形技術の蓄積だけでなく、製品設計段階における強度解析、金型設計段階での成形シュミレーションに基づき、加工精度の高い金型を内製することにより実現できた技術です。

  • デジタルエンジニアリング
  • 生産技術