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製品

H-oneフレームでクルマ社会に貢献

安全性と快適さ、そして地球への優しさを胸に車体フレームの高性能化に取り組んでいます。

自動車フレーム

フロントバルクヘッド

フロントバルクヘッド

自動車のボディ最前部に位置し、エンジンルームを形づくるフレーム。自動車組立工場では、ラジエター、コンデンサー、ヘッドライト等が取り付けられます。フロントバルクヘッドは自動車のデザインに直結する部品であることから、高い精度が要求されます。また、閉断面構造を採用するなど自動車全体の剛性を高めるよう設計されています。

フロントサイドフレーム

フロントサイドフレーム

フロントバンパーから客室前方にわたり、エンジンを左右から挟むように配置されるフレーム。自動車搭載品のなかで最大、最重量物であるエンジンを支えながら、自動車全体の強度や剛性を高める役割を担います。衝突時には衝撃を吸収、後方に分散し、エンジンが客室内へ押し込まれないよう下に落としたり、フレーム自体が潰れたりする設計がなされています。強さと潰れやすさを一つの製品で同時に達成するため、仕様の異なる鋼材をレーザー溶接で接合し一枚の鋼材のように加工したテーラードブランク材を用いることで、多様な形状を実現しています。

リアフレーム

後部座席からリアバンパーまでにわたるフレーム。衝突時、客室と燃料タンクを守る高い強度と剛性が必要とされます。居住性の向上や多用なシートレイアウトのために左右のフレームの間隔を大きく広くとりながらも高い剛性を維持するために、起伏に富んだ複雑な形状をしており、高度な成形技術が必要とされます。

リアホイールハウス

室内側からタイヤを覆うホイールハウスはドーム形状をしており、かつ軽量化を達成するために薄い材料が適用されることから、高度な深絞り成形技術が必要な部品です。

ピラー

客室を支える床から天井に向かって伸びる柱。フロントウインドウ側から順にA、B、Cピラーと呼ばれます。かつてはルーフとドアを支えることが主な役割でしたが、現在では、それ以上に衝突安全性能を左右する部分となっています。ドア、テールゲート等の開口部を支えながら、衝突時にはそのエネルギーを分散し、客室の変形を抑制し、乗員の生存スペースを確保。また、高強度とあわせて視界を妨げない形状も欠かせません。当社では、高張力鋼板よりもさらに高い強度をもつ超高張力鋼板の成形技術を用いることで、「細くて強い」ピラーを実現しています。

ドアビーム

側面衝突から受ける衝撃に対し、即時かつ効果的にエネルギーを吸収し乗員を守ります。
当社では、鉄パイプに独自の焼入れ加工を施すことで、強度を飛躍的に高めながら、軽量化も同時に実現しています。

研究開発から生まれた特色ある製品

金属セパレーター

燃料電池車に採用される燃料電池スタックの構成部品の一つです。この製品は、極めて薄いステンレス材に水素や酸素、冷媒を流すための微細な加工が施されており、当社の精密打ち抜き加工技術と精密金型の製作技術が応用されています。

3DQボディーフレーム

当社は、世界で初めて3DQ(3次元熱間曲げ焼き入れ)技術によるボディーフレームの量産を実現。3DQとは、鋼管に焼き入れを施して材料強度を高める技術で、これを用いたボディーフレームは、乗員の安全性と部品の軽量化を両立する1,500MPa級の高強度と骨格部品に求められる高い形状精度を兼ね備えています。金型を使用せずに複雑な形状の超高強度鋼管を用いて高効率で製造できる3DQ技術は、様々なフレームに適用が可能です。(日本製鉄株式会社・日鉄鋼管株式会社と共同開発)

金型/溶接設備

金型

当社は金型の製造をグループ内でも行っているほか、金型の素材となる鋳物を製造するグループ会社を保有。素材から完成品までの一貫生産体制と30年余りにわたって培ってきた金型製造技術、そしてハイテン材加工の知見に裏打ちされた当社の金型は、耐久性とプレス加工精度に優れ、国内外のお客様から高い信頼を得ています。

溶接設備

当社の溶接ラインはデジタルシミュレーションを駆使して設計されており、複雑な組み合わせの製品の溶接を可能にするとともに、少量生産にもフレキシブルに対応します。これら当社独自の溶接設備は、当社の長年のノウハウが凝縮され、汎用性、耐久性、メンテナンス性に優れた設備です。

二輪・パワープロダクツ、その他

コントロールレバー

エンジンの高性能化に伴い、忘れてはならないのがその力を車輪に伝えるミッション部品や、エンジンコントロール部品です。当社は、オートマチックトランスミッションのコントロールレバーや、アクセルのON/OFFをエンジンに伝えるスロットルレバーを生産しています。

ヨークローター

当社では、インバータ式発電機の心臓部といえるヨークロータを生産しています。ヨークロータはエンジンと繋がり、高速に回転するため、同軸度や真円度など精密な加工が必要とされる機能部品です。

プッシュロッド

当社は、1994年に当時不可能と言われていた鉄とアルミニウムの異材接合を実現しました。この技術は汎用エンジンのプッシュロッドとして商品化され、汎用エンジンの軽量化と静粛性向上を実現しました。

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