労働安全衛生
労働安全衛生の推進体制
当社は、従業員の労働災害及び健康障害を防止するため様々な安全衛生活動を推進しています。
また、従業員の安全と健康を確保するとともに快適な職場環境の形成を促進するため、安全衛生活動のレベルアップを目指しています。
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|
不休災害件数 | 18件 | 6件 | 11件 | 13件 |
休業災害件数 | 3件 | 6件 | 2件 | 3件 |
年間平均労働者数 | 1,618人 | 1,619人 | 1,594人 | 1,666人 |
労働災害防止の取組み
危険体感訓練
労働災害を防止するため、生産現場で危険体感訓練を実施しています。クレーンや定置SPOT機を使用して実際に発生可能性のある危険事象を再現し、安全に作業するためのポイントについて学び、安全意識の向上に繋げています。
安全集会
全国安全週間にあわせ各事業所で安全集会を開催し、労働災害や交通事故を防止するための啓発や安全行動の啓蒙を行っています。社内で募集している安全標語の優秀作品の表彰もあわせて行い、集会の終わりには全員で指差唱和で優秀標語を読み上げ、安全意識の高揚を図っています。
交通事故防止の取組み
交通事故危険予知訓練
交通事故を防止するため、動画シミュレーションを使い危険予知訓練を実施しています。訓練に使用する動画は降雪時や市街地など、状況に変化をつけており、受講者は自身の運転の特徴について客観的に学ぶことができ、運転時の危険予測能力の向上につなげています。
連休前交通安全講習会
長期連休期間中の交通事故を防止するため、警察署等から講師を招き講習会を実施しています。
講習会の中では、例えば、自動車や自転車等を運転する際の最新の法律知識や、運転する上で道路に潜む危険等を学ぶことができ、運転時の交通安全の徹底など、運転マナーの向上に努めています。
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|
業務中の交通加害事故 | 0件 | 1件 | 0件 | 0件 |
非常時の備え
防災訓練
毎年、各事業所で地震や火災を想定した防災訓練を実施しています。
地震、火災をはじめとする災害が発生した場合、被害を最小限に抑え、速やかに復旧を図るために全員が参加し、緊急時の適切な行動がとれるよう訓練を行っています。
普通救命講習
万が一の事態が発生した際、即座に対応ができるよう、当社では、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動装置)の使用方法に関する講習会を受講しています。各事務所内で、救命措置が必要な従業員が発生した際、応急手当・救命処置が実施できるように、受講者の拡大を目指します。
健康経営への取り組み
健康宣言
当社は、経営理念に“世界に貢献する企業に向かって「尊重 信頼 挑戦」そこから生まれる夢の実現”を掲げ、夢の実現を担う従業員一人ひとりが当社の最も大切な財産であると考えています。
従業員一人ひとりが「心身ともに健康」であることが、当社の成長の土台であり、企業として戦略的・積極的に、従業員の健康保持・増進に取り組むことにより、生産性向上・企業価値向上を実現するとともに、「健康経営」を実践し、従業員が健康で働き続けることに喜びを感じることができる、安全で快適な職場を実現します。
健康課題に基づく具体的目標
健康管理の強化
従業員が健康で働き続けることに喜びを感じることができるよう、定期健康診断による健康状態の把握と二次検査対象者の受診率向上を推進します。
【二次検査受診率100%】
- ※ 従前から取り組んでいる、一般職の有給休暇取得率100%の継続や長時間労働の撲滅に向けた取り組み、ストレス低減に向けた取り組み等も引き続き実施。
推進体制
社長を責任者とし、人事総務担当役員が健康経営担当役員となり、健康経営を牽引するとともに全社推進事務局である人事総務部が各地区総務及び外部機関と連携しながら健康経営の取組みを推進しています。
「健康経営優良法人」認定の取得
「健康経営優良法人」認定制度は、地域の健康課題に即した取組みや日本健康会議が進める健康増進の取組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
エイチワンは、「ワークライフバランス等の働き方改革」、「従業員の心と体の健康づくりに関する具体的対策」などの取組みが評価され、「健康経営優良法人」に認定されました。
健康課題と取組み、期待する効果
エイチワンでは、生活習慣病予防(有所見率改善)とメンタルヘルス対策を健康課題として捉え、以下の取組みを推進しています。
従業員の健康管理の強化
従業員が健康で働き続けることに喜びを感じることができるよう、定期健康診断による健康状態の把握(2023年度受診率:100%)と有所見者を対象とする二次健康診断対象者の受診率向上(2023年度受診率:100%)を推進しています。
特定保健指導(40歳以上)/保健指導(40歳未満)
定期健康診断の結果に対する有所見者を削減するため、一定基準に達した全年齢の従業員に対し特定保健指導や保健指導を実施しています。対象となった従業員が健康状態を自覚し、生活習慣改善のための自主的な取り組みを継続的に行うことができるよう、総務部及び実施会社が一体となって、特定保健指導等の受診勧奨やさまざまな働きかけ、継続的なアドバイス等を行っています。
ヘルシーメニューの導入
従業員の健康意識の向上や生活習慣改善への取組みの一環として、カロリーや塩分を抑えたヘルシーメニューを食堂などにおいて提供しています。会社でのヘルシーメニュー喫食を契機に、プライベートでの食生活を見直すきっかけづくりにも役立てています。
女性向け健康セミナーの開催
健康意識の向上と健康寿命の延伸のため、女性特有の健康課題に対するセミナーを全女性従業員対象に開催しています。セミナー受講をきっかけに、自らの健康に関する関心を高め、生活習慣などを見直す機会となっています。
メンタルヘルスへの取組み
当社では、従業員のメンタル不全の未然防止及び休職者の早期復職支援に向けて、研修会開催や産業医面談、産業カウンセラーによるカウンセリングを積極的に推進しています。
研修会では産業医を講師に招き、全管理職を対象にセルフケアやラインケアの研修等を実施しています。
昨年度からは、ストレスチェック組織分析結果をもとに、一定基準以上の部門に対し産業医を交えた職場改善ミーティングを実施し、よりよい職場環境の構築につなげています。
休職者支援においては、産業医による定期的な面談を行うことにより、状況把握や早期復職に向けた支援を行なっています。
また、復職時には、就業が継続しやすい環境の整備などにも取り組んでいます。
過重労働の防止
長時間労働の防止を図るため、月の残業時間が80時間を超える従業員に対しては産業医面談を義務付けるなど、法令の趣旨を踏まえた取組みを推進しています。
健康に関する指標等
健康経営を通じて、生活習慣病予防(有所見率改善)とメンタルヘルス対策等の従業員の健康保持・増進に取り込むことにより生産性向上・エンゲージメントの向上及び企業価値向上を目指します。
KPI(指標) | 目標 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
健康管理 | 定期健康診断: 受診率 |
100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
二次検査: 受診率 |
100% | 98.7% | 99.8% | 100% | 100% | |
特定保健指導: 受診率 |
90%以上 | 14.0% | 93.6% | 98.5% | 98.9% | |
有所見率 | ― | 51.4% | 43.4% | 48.1% | 46.1% | |
適正体重維持者率 ※BMIが18.5~25未満 |
― | 54.8% | 56.6% | 56.5% | 57.7% | |
喫煙率 | ― | 47.0% | 44.4% | 44.5% | 43.9% | |
メンタルヘルス 対策 |
ストレスチェック: 受検率 |
100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
高ストレス者率: 高ストレス者/ 受検者数 |
10% | 17.2% | 19.6% | 21.0% | 21.4% | |
研修参加率 | メンタルヘルス 研修:参加率 |
90%以上 | ― | 86.8% | 98.7% | 95.9% |
女性向け健康 セミナー:参加率 |
90%以上 | ― | 92.5% | 99.0% | 100% | |
全年齢層対象健康 セミナー:参加率 ※2021年度は35歳未満を対象 |
90%以上 | ― | 84.4% | 87.4% | 96.4% |
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